クレジットカード審査の際、申し込み者が自己申告する項目に「他社借入金額」「他社借入件数」があります。

他社からの借入状況を記入することになるわけですが、実はこの項目、審査の行方を左右する重要な情報なんですね。

なぜ、金融会社はこの情報の申告をさせるのでしょうか。

さらに、この他社借り入れ情報を記入するに当たり、どんな事に注意したら良いのでしょうか。

今回はこの点について解説します。

「他社借入状況」を自己申告させる理由

【総量規制にっひかからないかどうかをチェックしている】

2006年の貸金業法の改正により、現在「本人の年収の1/3を超える貸し付けを貸金業者は行ってはならない」、というルールがあります。

これを「総量規制」と言います。

例えば、年収300万円の人が、すでに他の貸金業者から100万円近く借り入れている状態でクレジットカードの審査を申し込んだ場合、

この人はクレジットカードにキャッシング枠を付けると、カードが作れないことがあります。

なぜなら、キャッシング枠自体が「借入金」とみなされるためですね。

例え数万円のキャッシング枠でも他社借入金と合計すると収入の1/3は簡単に超えてしまうわけです。

借入金が年収の1/3を超えるとカード審査に通る可能性は低いです。

(目安ですが。)

ただ、↑ココに書いた通り、あくまでも目安なんですよね。

ちなみに僕は年収600万円ほどでしたが、クレジットカードは合計で17枚作成できて、合計のショッピングの利用限度額は1000万円を超えていました。

(キャッシングは1枚50万円ほどの枠のみで、ほぼすべてのカードでつけないようにしています。)

なので、キャッシングは付けずに申し込むようにしましょう。

【申し込み者が他社からの借り入れを管理出来ているかのチェック】

例えば、申し込み者が他社借入金を実際より少なく書く、あるいは借金したこと自体を忘れていて書かなかった、など事実と違うことを書くとどうなるのでしょうか。

実は、金融会社の方では、申し込み者についての現在・過去の属性や信用情報を個人信用情報機関で必ず照会することになっているんですね。

同業他社での金融商品の取引履歴を始め、金融事故に至るまで情報を共有化できる仕組みになっています。

つまり、いくら申し込みでウソを書いても信用情報の照会で事実は簡単に調べられるわけです。

ではなぜ、本人にわざわざ書かせるか。

金融会社としては、本人の自己申告で借入額や借入件数を知りたいわけではありません。

本人が他社で借り入れていることを認識できているのか、のチェックをしているのです。

特に借入額を少なめに書いたり記入すらない人は「他社借入状況が分からない状態でまた借りようとしている」「金銭管理が出来ずきちんとした返済が見込めない人」の評価が。

つまりは、審査に非常に悪影響を及ぼすことになるわけですね。

【「多重債務」かどうかチェックしている】

「多重債務」というのは複数の借入先から借金している状態を言います。

クレジットカードの審査の場合、借入件数が3件以上あると、カード会社によっては審査に落ちる可能性が高いです。

クレジットカードの利用代金の返済が苦しくなる、という予想が出来るからですね。

「他社借入状況」記入の注意点

借入金といっても申告の必要のある借入金と必要のない借入金があります。

次のように分類されます。

【申告する必要がある他社借入】

無担保タイプの借入について記入します。
(申告は契約金額でなく借入残高)

✓クレジットカードのキャッシング枠

✓銀行系・信販系・消費者金融系のカードローン

【申告する必要がない他社借入】

有担保タイプの借入については記入しません。

✓クレジットカードのショッピング枠(そもそも借入でなく立替だから)

✓住宅ローン(もし返済不能になっても弁済にあてる住宅があるから)

✓オートローン(もし返済不能になっても弁済にあてる車があるから)

✓個人間の借金(そもそも個人信用情報機関への登録がない) 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

他社借入状況の申告は、ごまかしてウソを記入したり、うっかり忘れていたでは済まされません。

審査には悪影響です。

そうならないためにも、クレジットカード審査の前にはATMで借入残高照会をしたり、コールセンターに問い合わせたり、会員専用ページにログインしてどこに借入残高がいくらか、をきちんと把握してからクレジットカード審査にのぞむことをおススメします。